グラフ
—国立がんセンター東病院開院—注目される本格的な緩和ケア病棟
志真 泰夫
1
,
丸口 ミサヱ
1
,
武田
,
本誌編集室
1国立がんセンター東病院PCU病棟
pp.970-975
発行日 1992年11月1日
Published Date 1992/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900739
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国立がんセンター東病院(以下,がんセンター東病院)がさる7月1日開院した.同病院は,厚生省が推進している国立医療施設統合計画の第1号として,1988年12月から千葉県柏市の元柏通信所跡地の約8万平方メートルの敷地に,3年7か月の工期を費して建設された.
がんセンター東病院は,東京・築地にある国立がんセンター中央病院と並んでがんセンターの「郊外型」の新病院として運営される.最大の特色は,国立病院としては初めて,末期がん患者の精神的ケアや痛みの緩和を主体とした緩和ケア病棟(Palliative Care Unit; PCU)を設けたことである.
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