ズームイン
ナースの休憩室が広くなったよ—ナースのメンタルヘルスケアを配慮—北里大学病院救命救急センター
杉
pp.530-531
発行日 1991年6月1日
Published Date 1991/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900405
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日勤のナースが勤務を終えてやって来た.扉を開けたところ,見慣れない記者(私)の姿に一瞬戸惑ったようだった.あわてて部屋の場所を確認していると,室内にいた同僚から声をかけられ,ほっとした表情になった.
ここは北里大学病院救命救急センターのナース室.この病棟では,ナースの休憩室を,スペースが手狭なことと,ナースのメンタルヘルスケアの観点から,昨年12月に約2倍の広さがある医師の休憩室と交換した.様々な制約の中で,ナース専用に確保された30m2程のこの部屋は,夜勤時には隣の婦長室とともに2名の夜勤者のための仮眠室となり,その他,カンファレンスルームや休憩室としてなど,多目的に使われている.何より,終業後の一時,スタッフの談話室として活用されて,スタッフ間のコミュニケーションの促進と,精神衛生の改善に大きな役割を果たしている.
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