特集 新生児黄疸.母と子のケア
新生児黄疸ケア;北里大学病院
新井 陽子
1
1北里大学病院産科病棟
pp.221-224
発行日 2002年3月25日
Published Date 2002/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902837
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はじめに
新生児の高ビリルビン血症は産科病棟でケアを行なう機会の多い疾患である。新生児にとって高ビリルビン血症は,時に核黄疸を起こし長期予後に影響を与える。当北里大学病院では平成10年より母児同室制を導入しているが,高ビリルビン血症の治療に光線療法器具BilliBedTM(通称ビリベッド,メデラ社製)を用いることで同室が継続でき,母児分離となることなく,両親の不安を最小限にとどめられている。当院における高ビリルビン血症のケアおよび両親への援助について概説する。
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