連載 看護研究のすすめ[看護情報学からのアプローチ]・2
看護研究を始める前に
辻 和男
1
1東京慈恵会医科大学医療情報処理研究室
pp.438-441
発行日 1991年5月1日
Published Date 1991/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900387
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看護研究の仕方
そもそも研究は,「研究をしよう」と思ってすることではなく,「何かしていたら,あることに気づいた.このことは本当か」ということを調べるのが研究なのです.そして「このことは本当か」という疑問に答えることができるのは,「自分勝手な判断ではなくて,客観的判断ができているか」ということになります.そうすると,自分の意見の客観性を何らかの手段で訴えなければなりません.そこで「統計」という手段を通して,多くの人に客観性を訴えるのです.
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