グラフ
地域に密着した総合的医療を展開する—病院と老人保健施設と看護学校とが三位一体になった八戸市のシルバー病院
本誌編集室
pp.950-953
発行日 1990年10月1日
Published Date 1990/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900226
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「医療の高度化」「高齢化社会」「看護婦不足」の3つは現代日本の医療を代表するキーワードである.青森県八戸市に,この3つを象徴する一群の施設が誕生した.同市内の小高い山の上にあるシルバー病院(1989年2月),老人保健施設「はくじゅ」(1988年12月),そして今年1990年4月に開校した八戸看護専門学校がそれである.
シルバー病院は,もともとこの地にあった温泉施設を利用,1984年2月にシルバー温泉病院として発足したリハビリ中心の病院だった.東北地方の気候風土から脳血管疾患,中枢神経疾患をはじめ,さまざまな運動機能障害と言語機能障害などのリハビリテーション医療を主な目的として開設されたのである.
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