PROFILE
徳永瑞子—体験記が大賞受賞!生命を見つめる国際派助産婦—『アフリカには,日本人が忘れてしまった生命への畏敬があるんです』
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pp.903
発行日 1990年9月1日
Published Date 1990/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900214
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生きがい——傍目には理解されぬことが多い,自分だけの夢鉱脈.母なる現実が,羊水に眠る未来に豊かな血を送るへその緒——
第11回読売「女性ヒューマン・ドキュメンタリー」大賞カネボウスペシャルを射止めた『プサ・マカシ』(リンガラ語で「強くいきみなさい」)は,確かな生きがいに出会う瞬間を焼き付けた作品とも読める.20代の終わり,単身渡ったザイールのマウヤ村で,助産婦として奮闘.同僚や村人たちとのふれあい,事件を通じて成長し,第三世界のために生きようと改めて決意するご自身の姿が,テンポのよい筆運びで生き生きと綴られている.「推敲が不十分なのに,よくこれで大賞が」とはこ謙遜.
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