特集 呆け老人・介護家族とともに10年—「呆け老人をかかえる家族の会」の歩みに学ぶ
「呆け老人をかかえる家族の会」支部活動レポート
たった一人の親だから……人間らしく生きていけるように—家族の会富山支部のあゆみ
勝田 登志子
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1「ぼけ老人をかかえる家族の会」富山支部事務局
pp.782-788
発行日 1990年8月1日
Published Date 1990/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900188
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ある講演会をきっかけにして「家族の会」結成の動きが
富山県では全国平均より7〜8年早く老齢化が進行 日本の人口は,1990年4月現在,約1億2300万人,その約1%の112万人が富山県の人口です.そのうち65歳以上が16万2000人(14.5%),全国平均は11.9%で,全国平均より7〜8年高齢化が進んでいるといわれています.在宅のぼけ老人は,富山県の調査(1983年当時)で1000人当たり4.8%,約7000名といわれています.
ぼけ老人をかかえる家族の会「富山支部」が生まれたのは,今から9年前の小さな1つの講演会がきっかけでした.
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