特集 いつまでもフレッシュで!—ナース自身の健康管理
「健康な」人間関係を維持するには—ストレスと上手に付き合う法
杉野 元子
1
1地域活動研究所
pp.350-354
発行日 1990年4月1日
Published Date 1990/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900092
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人々のために人々と共に働く看護婦.けれど,多くの人とかかわり合えばかかわり合うほど,感情の衝突などで自分が傷つくことも避けられません.かなりひどい肉体的疲労を感じても,若いうちは一晩ぐっすり眠れば翌日には回復することも可能です.しかし,人間関係からくるイヤな感情のもつれは,時には一晩では解決せずに尾を引き,さらに人間関係をぎこちなくしたり,働く意欲にも影響を与えてきます.
私も,皆さんと職種は違いますが,新人時代は仕事は楽しかったものの人間関係で苦しんでいました.ただあの時は,苦しくつらかったけれども同時に,自分が鍛えられた時期であったように思います.あの時代があったからこそ,今の私があると言ってもいいでしょう.
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