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保健婦はプロフェッショナルのなんでも屋?!—長野県南佐久郡南牧村で地域のニーズを掘り起こす保健婦活動を行なう菊池智子さん
本誌編集室
pp.326-333
発行日 1990年4月1日
Published Date 1990/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900085
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日本で一番高い所にある駅は?一時期,物知りクイズによく出ていた問題である.正解は標高1345mに位置するJR東日本小海線「野辺山駅」.その駅の隣に喜峰ヶ丘公園と呼ばれる小ぎれいな公園があるのだが,そこの清掃と駅のトイレの掃除を誰がやっているのかを知る人はまずいないだろう.この難問(?)の答えは長野県南佐久郡南牧村の精神障害者家族会「すみれ会」である.
菊池智子さんが保健所未設置地区であった南牧村に保健婦として入職したのは1969年.看護学校を卒業後,2年の臨床経験を経て県立公衆衛生看護学校に学んだ後のことだった.翌年から県下の自主的な学習会「信州地域精神衛生研究会」に参加,患者家族会活動を学んでいく.
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