PROFILE
山本 好子—尼崎私立病院協会婦長部会の会長—『これが尼崎の看護だというものを何か残したいと思っています』
学
pp.285
発行日 1990年3月1日
Published Date 1990/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900075
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「私が尼崎私立病院協会婦長部会の会長に選ばれたのは昨年(1989年)の4月ですが,正直言って今まで以上にどころか,今までと同じようなレベルででもちゃんとやっていけるか不安でした.けれども,先代役員の皆さんが手助けしてくれるおかげで,今はいい経験をしていると思って,がんばらせてもらっています」
兵庫県尼崎市にある29の私立病院で構成される協会に,看護婦の相互連絡と親睦を深めるために婦長部会が誕生したのは,1977年のことである.それまで看護協会主催の婦長会が,2度も活動停止を余儀なくされたということもあって,今回も発足から数年間は綱渡りのような運営だったと言う.しかし,3度目の正直ということで役員のがんばりが続いた結果,その後はただの親睦団体ではなく,各病院看護婦の情報交換の場や,様々な自己研修の場として発展を続けている.日本の医療を根底で支える中小の私立病院で,このような組織を持っているのは,尼崎くらいではないだろうか.
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