グラフ
長寿社会を迎えて、医療と福祉統合の拠点づくりをめざす—宮城県涌谷町「健康と福祉の丘」を訪ねて
本誌編集室
pp.222-227
発行日 1990年3月1日
Published Date 1990/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900065
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JR上野駅から東北新幹線で約2時間20分,東北の玄関口,宮城県仙台市の更に一駅先が「古川」.古川で降りて車で東へ約40分ほど行ったところに,宮城県遠田郡涌谷町がある.人口2万1000人,5500世帯を抱えるこの町の小高い丘に,2年ほど前から大掛かりな建築工事が始まった.
「健康と福祉の丘」と名付けられたこの丘の開発は,1972(昭和47)年1月に行なわれた「総合病院建設を求める町民大会」が発端となり,この計画が1987(昭和62)年1月,自治省のリーディング・プロジェクト事業に指定を受けて促進,同年12月に着工された.翌1988(昭和63)年12月にその一部である医療福祉センターが完成,国民健康保険病院が開院した.
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