グラフ
米国の在宅ケアサービス会社RANN MED社を訪ねて
村松 静子
1
1在宅看護研究センター
pp.14-19
発行日 1990年1月1日
Published Date 1990/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900004
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1983年にメディケア医療にDRGs(Diagnosis Related Groups:診療群別診療報酬事前契約方式)が導入されて以来,米国では入院医療の短縮化が一気に進み,それを補う形で発展してきたのが在宅ケア産業である.ビジネスチャンスがあれば資本の流入には事欠かないのが資本主義の国,米国.以来,全国各地に民間の在宅ケアサービス会社(home health care agency)が雨後の筍のごとく設立されシェアの拡大にしのぎを削っている.
営利目的の民間資本が設立主体の大半を占めている中で,米国テキサス州サンアントニオ市にあるRANN MED社は,看護婦のアン・ハーディーさんが社長を務めるユニークな在宅ケアサービス会社の1つ.今からほぼ1年前の88年11月,彼女と共同経営者である夫のランディーさん(薬剤師)が私たちの事務所を訪れた,私たちの在宅看護研究センターも看護婦が設立・運営しており,同じ道を歩む者として大いに意気投合したのだった(本誌第53巻4号,p.364-368をご参照ください).この縁で,89年9月22日から1週間,RANN MED社の活動をつぶさに見ることができたので,その模様を写真で紹介する.
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