NURSING THEORY 看護理論ってなあに?・48(最終回)
『ロイ看護論』を読む[7]—小児看護とロイ看護理論
津波古 澄子
1
1杏林大学医学部附属看護専門学校
pp.84-87
発行日 1990年1月1日
Published Date 1990/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900038
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1973年の秋,看護理論の授業でナイチンゲールを初め多くの理論家たちの理論と出会った.その中の1つがロイ理論であり,アメリカのオクラホマ・バプティスト大学看護学部2年の時だった.“Nursing Outlook”誌掲載の文献をテキストとして学習し,3年生の実習が始まる初秋にはロイ適応理論に基づいたアセスメント・ガイドをたたき込まれた.“たたき込まれた”というのは,15年後の今なお,当時教えられ活用したアセスメント・ガイドの項目が,「アセスメント」と聞くと同時に,反射的に連想されるからである.
統合カリキユラムintegrated curriculumへの改正と共に,ロイ理論をカリキュラムの枠組みとして取り入れていた私の大学では,独自のカリキュラムと看護過程の展開をしていた.
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