対談
身体をひらく 受け身でつながる
熊谷 晋一郎
1
,
川口 有美子
2,3,4
1東京大学先端科学技術研究センター
2日本ALS協会
3NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会
4有限会社ケアサポートモモ
pp.4-15
発行日 2010年6月1日
Published Date 2010/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101637
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小社「シリーズ ケアをひらく」より、2冊の単行本が発行された。『逝かない身体』はALS(筋萎縮性側索硬化症)の支援活動を行う川口有美子氏による、自身の母のALS介護経験をつづったもので、さる4月5日、第41回大宅荘一ノンフィクション賞を受賞した。一方、『リハビリの夜』は脳性まひをもつ小児科医である熊谷晋一郎氏が、自身のリハビリ体験を中心として「脳性まひの身体」に当事者として迫った画期的な書。
ともに「ままならない身体」をテーマにした本を同時期に著した2人が、身体とケアをテーマに語り合った。
*本稿は、2009年12月19日、三省堂書店神保町本店(東京都千代田区)で行われた対談を再構成したものです。
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