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編集後記
鳥居
,
吉田
pp.90
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101487
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●ふと気がつくと、身の回りにはボランティアがあふれています。「○○ボランティア」という名前じゃなくても、町内会やサークル活動などはボランティア活動だし、対価を受け取る仕事であっても、私たちは多くの場合、いただく代金を上回るサービスを提供しようとがんばってしまいます。これらは広義の「ボランティア」であり、こういうものなくして「いいもの」は決して生まれないだろうと思います。
ただ一方で、ボランティア精神と「自己犠牲」とは紙一重であり、自己犠牲と化したボランティアからは容易に「怒り」が生じ、そのコミュニティや仕事を崩壊させてしまうこともあります。では、両者の分かれ目はどこにあるのか。7月号を作っていて感じたのは、「楽しいかどうか」が「健全なボランティア精神」と「自己犠牲」を分けるんじゃないか、ということでした。【鳥居】
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