連載 わたしたちはこうしている File No.006
手術後のルート自己抜去を病衣のくふうで防ぐ―高齢の大腿骨頸部、転子部骨折患者の安全安楽な環境を目指して
塙 佳世
1
,
老川 克巳
1
,
千頭 秀美
1
1緑成会横浜総合病院3階西病棟
pp.58-61
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101462
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急な入院をする高齢の患者は、環境の変化に適応できず、術後に混乱してしまうことがあります。なかでも、ルート類の自己抜去をして、問題を起こすことがあります。
「○○しない、○○させない」という否定形のトラブル対応ではなく、患者が抱える背景から改善策を考えたいという発想から、術後の病衣にくふうを施し、ルートトラブルを激減させた施設があります。術後の患者が置かれる環境に目を向けた、その方法を紹介します。
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