連載 かかわるチカラ―糖尿病療養指導の現場学・3
「終わりのない苦悩」を支援するアプローチ
東 めぐみ
1
Megumi Higashi
1
1駿河台日本大学病院
pp.510-516
発行日 2008年6月1日
Published Date 2008/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101276
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「インスリンを打つのがつらい」宮田さん(3)
「あなたたちと話すと反対のことをやってしまう」
(第2回より続く)宮田さんは50代女性.この1年間,HbA1c10~12%台が続いており,インスリンも半年前に2回打ちから4回打ちに変わった.これまで,筆者と,糖尿病療養指導士の資格を持つ村木看護師が計3回の生活相談を行ない,インスリンが打てないでいた状況を宮田さんと一緒に考えてきた.宮田さんは生活相談の終わりには「すっきりしました.やってみます」と言って笑顔で帰っていた.
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