連載 患者・看護師双方のためのアクティビティケア・6
ゲームの運営 ボーリングを例として
六角 僚子
1,2
1NPO法人認知症ケア研究所
2茨城キリスト大学看護学部
pp.850-855
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101082
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今回は体を動かすアクティビティケアについてお話をしていきます.まず高齢者の活動と休息について解説をし,ゲームの運営,例としてボーリングの進め方を紹介しましょう.
活動とは「ただ体を動かすこと」ではない
●訓練的なケアと暮らしで活かすケア
前回のストレッチの紹介でも若干説明しましたが,高齢者は加齢に伴い活動性が低下し,外出などの機会が減り,そのことにより生活範囲を狭めたり,生活リズムの乱れが生じたりします.行動レベルでは,行動の遅さやタイミングの悪さなどもあげられます.このような心身機能と身体構造がいかに人の行動に影響を与えるかということはいうまでもありません.
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