特集 東洋医学を看護に生かす 鍼灸の思想で西と東を結ぼう
扉
pp.601
発行日 2007年7月1日
Published Date 2007/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101027
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いわゆる「西洋医学」中心であった時代,病院において漢方や鍼灸など東洋医学が顧みられることは滅多にありませんでした.が,現在はその効用も認識されて保険においても点数評価されるようになり,医療の世界でも大きな位置を占めることとなっています.
では,看護の世界においてはどうでしょう?東洋医学を専門とする医師がそばにいたり,看護師自身が東洋医学の恩恵を受けていたりすることを除いては,まだまだ直接的なかかわりがあるとは言えないのではないでしょうか?
今回の特集は,医療界において東洋医学,特に鍼灸に取り組んでいる現場の声を紹介すると同時に,その活動が看護にどのような影響を与え,あるいは与えられしている状況を一般看護師にも知っていただき,患者さんに最も近い医療職である看護師が,今後それをどう生かしていくかのヒントにしていただこうと組まれたものです.
「触れる」ことを大事にする看護において,東洋医学は必ず強い味方になるはずです.
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