連載 日常看護のブラッシュアップⅡ 改良と変革・12【最終回】
笑顔で対応「総合案内」です
吉崎 伸子
1
,
根本 麗子
1
,
北川 洋子
1
1千葉県立佐原病院
pp.1218-1223
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100846
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病院を訪れる患者にとっての気がかりは,「スムーズに診察・治療を受けられるか」ということです.体調が悪く不安を抱えた状態の患者にとって,受診方法・受診相談等の窓口である「総合案内」の存在は大きなものです.今回は,病院中で最初に患者と接する「総合案内」の日々を振り返りまとめてみました.
よろず苦情承ります
場面1
ある日の外来.怒った患者が総合案内に….
患者 まったく,どうなってるんだ.9時に来たのにまだ会計が終わらない.システムが悪いんじゃないか.人の動きも悪い.
Ns お待たせして,申しわけございません.
患者 家の近くだから来たのに.これなら遠くのA病院に行って帰ってこれたよ.あそこは何でも早いし親切だ.
Ns 本日は大変混雑しております.佐原病院は初めての受診ですか?
患者 今日初めてだよ.次の診察日は予約してきたがね.
Ns そうですか.次回受診日は時間予約なので,今日ほどお待ちいただかなくても大丈夫だと思います(受診システム,再来機使用方法等についてわかりやすく説明する).
患者 そうか,わかったよ(会計終了後,総合案内に会釈して帰宅).
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