特別記事
未来の病院,看護の明日―関西労災病院「いぶきの園」を訪れて
本誌編集室
1
1医学書院
pp.1206-1209
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100577
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独立行政法人労働者健康福祉機構 関西労災病院(早川徹院長)は,本年1月,開院50周年を迎えた.このときをめざして,平成3年度から重ねてきた病院設備の増改築では,「安らぎ」と「癒し」を重視し,今後の医療展開を考慮した病院ハードの新しいあり方を追究してきた.
この13年で,この病院は着々と姿を変えた――地域の著名な芸術家たちの協力による多数の絵画や工芸作品,写真などで飾られた明るい院内には,ホテルのラウンジを思わせるレストランや美容サロン,エステもある.陽の光が降り注ぐ外来待合室には,定時に自動演奏を始める黄色いグランドピアノが置かれ,案内デスクの看護師らがにこやかに患者を迎える――.「いぶきの園」は,それらハードに表われた病院の姿勢の集大成である.
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