連載 こんにちは患者会です
ステロイド皮膚症を考える会
pp.913
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100535
- 有料閲覧
- 文献概要
活動の特徴
当会は,ステロイド依存性皮膚症の根絶と救済および治療体制の確立を目的として,2003年に東京で発足しました.きっかけは,ステロイド依存性皮膚症被害者が私たちの想像以上に多いという現実を,大阪のNPO,アトピー・ステロイド情報センターの講演会で知ったことにあります.
ステロイド依存性皮膚症患者の多くは,原疾患として「ありふれた病気」と形容されるアトピー性皮膚炎,あるいは尋常性白斑を持っています.ところが,もとは「ありふれた病気」であっても,長期間無計画なステロイド投与を受けると,ステロイド依存性となることがあります.ステロイド依存性皮膚症患者は,皮膚疾患の重症化以外にも,長年にわたるステロイドの副作用により,通常の社会生活に支障を来たす場合が少なくありません.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.