特集 無理しない委員会活動 私たちそれぞれのやり方
臨時職員時代から委員に任命されて―委員会は患者さんのためだけではない
森 都
1
1萩市民病院
pp.518-520
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100302
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私が萩市民病院に就職して間もなく1年が経とうとしている.それまで3年間働いた東京の大学病院では,係の仕事はしていたが委員会には入っていなかった.委員として活動しているのは先輩で,日常業務だけを行なっている自分にはそれほど身近なものではなかった.だから委員会が,どのように運営されているのか,何を目標としているのかなど,それまで考えたことはなかった.
昨年の6月,私は現在の病院の小児・整形外科混合病棟で臨時職員として働き始め,それと同時に糖尿病委員に任命された.自分よりもっと経験のある人が活動する場であろう委員会に,しかも正職員ではなく臨時職員として就職した私がなぜ入るのだろうとまず驚いた.聞けばこの病院では,1人ひとりが職員としての意識をもつため,職員全員が何らかの委員会に入り活動するとのことだった.
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