連載 あなたがエビデンスを生み出す! 臨床看護研究の骨と肝(10)
―看護実践の効果を確認する―「評価研究」
川口 孝泰
1
1筑波大学医学専門学群看護医療科学類
pp.408-411
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100135
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前回は,数量化Ⅱ類によって,石黒さんと田中さんが,過去のデータベースを活用して,褥瘡発生予測ができるような,個人の状況に合わせた演算式(アルゴリズム)を組み立てました.その後,この方法で褥瘡発生の危険を予測することによって,事前に適切な褥瘡予防策がとられているためか,現在では術後の褥瘡発生が抑えられています.
しかし,本当にこの方法によって褥瘡発生を防止できたかどうかについては,研究による分析と評価が必要となります.そのための方法が評価研究です.
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