特集 第24回ICM(国際助産婦連盟)オスロ大会
ICMオスロ大会の概要—参加者それぞれが助産婦であることを強く認識
齋藤 いずみ
1
1北海道医療大学看護福祉学部看護学科
pp.706-712
発行日 1996年9月25日
Published Date 1996/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903410
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5月26日から5月31日まで,ノルウェーのオスロ市で,第24回国際助産婦連盟大会(International Confederation of Midwives 24 th Triennial Congress,以下ICM大会)が開催された。今大会のメインテーマは「The Art and Scienceof Midwifery gives Birth to a Better Future(助産のアートとサイエンスはよりよい未来を生む)」というものであった。
私たち日本の助席婦には,1990年に神戸で第22回大会が開催されて以来,ICM大会は急に身近に感じられる国際会議になったのではないだろうか。かく言う筆者も,神戸大会で初めて国際会議の参加と発表を経験し,知的好奇心の湧き上がる興奮を体中で感じ,助産婦という職業に巡り合うことができたことに心の底から感謝した。助産婦という専門領域について深く言及し,議論し合うことのできる国際会議があること,また国際会議の存在が身近に感じられることは,日本の助産婦にとって,はかり知れない恩恵であると強く感じている。
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