連載 とらうべ
FIGO大会 産婦人科医と助産婦のパートナーシップのセッションに参加して
高橋 克幸
1
1国立仙台病院
pp.999
発行日 1997年12月25日
Published Date 1997/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901831
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去る8月3日より8日までの6日間,FIGO(国際産婦人科連合)の第15回世界大会が,人魚で有名なデンマークの首都,コペンハーゲンで開催されました.この大会は3年に1度の割合で開かれており,1979年第9回の大会は坂元正一東大教授(当時)を会長に,東京で開催されています.世界各地,各国より,産婦人科関係のたくさんの演題が出題されますので,世界の産婦人科の研究,学問のレベル,医療の国際的傾向,各国の医療情勢がわかりますし,国際交流,情報の交換をするのに非常に価値のある学会です.また,国際大会の例にもれず,お祭り的な要素も多分に盛り込んでありますから,楽しめる学会でもあります.
演題数,演題の内容は,いつもの大会と比較して大きな隔たりはありませんでしたが,この大会で1つだけ,「おやっ」と思った会場(session)がありました.それは8月4日(月)の午前10時45分から12時まで開かれた,Global Partnershipという題の講演会です.ICM(国際助産婦連盟)によるセッションだったからです.
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