特別記事
11月3日はいいお産について語る日—「ようこそお産ワールドへ」
きくち さかえ
pp.52-57
発行日 1996年1月25日
Published Date 1996/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903396
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11月3日は「いいお産の日」。昨年も東京渋谷の薬学会長井記念会館において「第2回いいお産の日」の集いが行なわれた。主催したのは医療者と産む人をつなぐネットワーク,リボーン。運営は,母親,バース・エデュケイター,助産婦など,自主グループの有志たちによって構成された「いいお産の日実行委員会」があたった。「いいお産の日」に協力してくれた全国の自主グループは43団体(母親,父親のグループ35,助産婦のグループ8)。当日会場に集まった参加者は総勢およそ1400名。そのうち実行委員25名,ボランティア・スタッフは95名に及ぶ。「いいお産の日」は今年も多くの人の熱意によって支えられた。
今年のテーマは「ようこそお産ワールドへ」。妊婦やその家族,また一般の人々にもお産への関心をもってもらおうと,企画には参加者が実際に体験できるものも取り入れた。今回はマスコミからの関心も高く,企業の参加,スタッフの数,参加者の数すべてが1回目の倍ほどに膨れ上がり,お産に対する社会的関心が高まっていることを実感した。
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