特集 ダイナミック助産婦外来
産褥期助産婦外来—山口大学医学部附属病院
田村 佳子
1
,
田中 瑞穂
1
,
松本 眞利子
1
,
横田 淳子
1
,
内田 美智子
1
1山口大学医学部附属病院産婦人科病棟
pp.309-313
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902857
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はじめに
近年,少子化・核家族化の進行などにより,子どもを産み育てる環境は大きく変化してきている。現在,初産・経産を問わず,産褥期に育児に対する不安や心身の不安を訴える褥婦は少なくない。したがって,この時期に助産婦の専門性を発揮し,サポートすることは重要である。
助産婦外来開設以前は,褥婦や新生児に対する入院中のケアが主体であり,退院時,特に問題のない褥婦に対しては訴えがない限り,退院後の働きかけが十分とはいえなかった。またスタッフ間で,「退院後の積極的な褥婦支援の必要性を感じる」という声があがっていた。
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