連載 英国助産婦学生日記・14
勉学と看護実習の秋
日方 圭子
1
1英国・サリー大学助産課程(ダイレクトエントリーコース)
pp.176
発行日 2002年2月25日
Published Date 2002/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902825
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●2002年10〜11月
9月にのんびりしていた分,10,11月は課題の提出締め切りが続いて落ち着かなかった。小論文はこれまで何度か書いたけれど,資料集めにも時間がかかるし,書き始めてからも課題の内容に沿っているか再確認しないと,質問と食い違ったことを書いていたりするから危ない。いつもクラスメイトのシャメリーや指導教官のアナ,それに上級生のフラットメイトに相談して,助言をもらって,触発してもらっている。
課題はバングラデシュからの移民が妊娠した例をもとに,この状況で起こってくる問題を論じるケーススタディ。私の住んでいるサリー州は外国人人口が2.5%と低いけど,実習先でインド,パキスタン,バングラデシュ出身の妊産婦と会う機会は時々あってコミュニケーションの難しさは実感していたし,イギリスの医療サービスに馴染めない彼女たちの戸惑いは,同じ外国人として理解できるので,この課題に取り組むのはおもしろかった。
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