特集 周産期クリニカルパス
予定帝王切開クリニカルパス:杏林大学病院総合周産期母子医療センター
日高 美弥子
1
,
小山 登志美
1
1杏林大学医学部付属病院総合周産期母子医療センター
pp.972-974
発行日 2000年11月25日
Published Date 2000/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902527
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
当センターは,東京の三多摩地区の周産期医療を担う施設である。1998年から1999年の母体搬送受け入れ件数は118件(15.9%)である。帝王切開術は81件(10.9%)で,そのうち予定帝王切開術44件,緊急帝王切開術37件であった。
帝王切開術後の褥婦に対する医療ケアは,比較的標準化されている。産褥期にクリニカルパスを導入したことをきっかけに,帝王切開術を受けた患者にもパスを導入した(表1)。その作成過程で医療ケアの見直しを行なうことができたので報告する。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.