特別寄稿
ICMとICMマニラ大会—「助産婦活動に必須の基本的能力(エッセンシャル・コンペテンシーズ)」の承認がICMマニラ評議会の目玉
松本 八重子
1
1ICMアジア太平洋地域
pp.338-343
発行日 1999年4月25日
Published Date 1999/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902153
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国際助産婦連盟(International Confederation of Midwives;以下ICM)は世界約60か国の助産婦が加入する一大組織です。ICMの目的は定款において「連盟の目的は,世界の国々の母親,乳児及び家族に提供されるケアの水準を向上させるために,助産婦教育を向上させ,助産の技術と科学の知識を普及し,助産婦団体と自国の政府との関係について必要に応じて支援と助言を行い,母性保健ケアの供給をはかり,また,独自の権利を有する専門職者としての助産婦の役割を発展させることにある」と定められています。この目的に沿ってICM評議会で認められた事業を行なっています。
ICM大会は,1922年から3年ごとに世界大戦中を除いて継続して開催され,ICM最大のイベントに位置づけられています。
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