特集 「どっちなんだ?!」をはずさないための画像診断の急所
婦人科画像診断の「どっちなんだ?!」
中俣 彰裕
1
,
松木 充
2
,
森 墾
1
1自治医科大学附属病院 画像診断科
2自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児画像診断部
キーワード:
子宮ポリープ状異型線筋腫(atypical polypoid adenomyoma;APAM)
,
低異型度子宮内膜間質肉腫(low–grade endometrial stromal sarcoma;LGESS)
,
分葉状頸管内腺過形成(lobular endocervical glandular hyperplasia;LEGH)
Keyword:
子宮ポリープ状異型線筋腫(atypical polypoid adenomyoma;APAM)
,
低異型度子宮内膜間質肉腫(low–grade endometrial stromal sarcoma;LGESS)
,
分葉状頸管内腺過形成(lobular endocervical glandular hyperplasia;LEGH)
pp.734-744
発行日 2024年6月26日
Published Date 2024/6/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001726
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
婦人科画像診断では,子宮筋腫,子宮腺筋症,成熟奇形腫やチョコレート嚢胞などAunt Minnieな特徴的所見で診断可能な症例が多い一方,子宮筋腫と肉腫,良性・悪性の子宮頸部嚢胞性疾患といったようにオーバーラップする画像所見も多く,Aunt Minnie的な診断では鑑別困難な症例も日常臨床で遭遇する。それに対する的確な診断やその限界を知ることは婦人科医療に貢献をもたらす。今回は子宮にフォーカスをあてて,日常臨床で,婦人科画像診断の「どっちなんだ?!」と聞かれることの多い疾患を取り上げて,解説したい。
Copyright © 2024, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.