特集 変わります.変えます.地域母子保健(上)
群馬県こおける助産婦訪問指導への取り組み—母子保健事業の市町村移譲への対応
山田 順一
1
1群馬県保健福祉部保健予防課母子・歯科保健係
pp.821-825
発行日 1997年10月25日
Published Date 1997/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901793
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はじめに
昭和30年生まれの私は,自宅で助産婦さんのお世話になって生まれたのですが,3歳年下の弟は病院で生まれています。なぜそうなったのか事情はよくわからないまま,子ども心に,私が年長であることを証明する1つの事実として,優越感を感じていた頃がありました。平成7年4月に人事異動で母子保健を担当することになり,助産婦さんと初めて話をした時,ふとそんなことを思い出していました。
母子保健法が平成6年7月に改正され,平成9年度から全面施行されることになっており,平成7年は事業の市町村移譲に向けた準備を本格的に始めた年でした。
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