クローズ・アップ
地域で相談サービス「ヘルシートーク」をボランティアで開催する日本助産婦会山形県支部の皆さん
pp.715
発行日 1997年9月25日
Published Date 1997/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901767
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日本でもボランティア活動が徐々に根づきつつあるが,日本助産婦会山形県支部では助産婦が専門性を生かして,地域の人々に直接相談サービス「親と子のヘルシートーク」を提供している。昨年4月から毎週土曜日午後に市の女性センターで始めた活動だが,人々からは喜ばれ,助産婦にとってはサービスの受け手から直接声を聞けるとあって,お互いにもちつもたれつのいい関係で進行している。
3年前に再結成された日本助産婦会山形県支部は35人の小世帯。全員が教育か施設で働く勤務助産婦。地域の助産婦の再生をかけて支部再結成を果たした現支部長の荒井眞智子氏(山形県立高等保健看護学院助産学部教務主任)は,育児がスムーズに行かない母子のために個人的に家庭訪問も行なっている。一人でカバーできる地域は限られるが,県内に母子訪問できる開業助産婦は今0人。とりあえず会員数を増やして,一人でも多くの母子と女性に相談サービスを提供したいと考えている。
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