「出産準備教室」をスタートさぜた日本助産婦会東京都支部

　最近，ラマーズ法による出産を望む妊婦がふえてきたが，その要望に応えて日本助産婦会東京都支部では，この4月より「出産準備教室」をスタートさせた。一般を対象としたこのような講習会の開催は日本助産婦会では初の試みであり，企画立案から運営に至るまで，すべてが助産婦の手によって行なわれている。

　東京都支部には三森孔子氏，福岡光子氏，松村セイ氏といった，ラマーズ法のベテラン助産婦が揃っており，恵まれた人材を生かして，時代にマッチした助産婦の新たな活躍の場を助産婦自身で切り拓いていこうという，意欲的な姿勢で取り組んでいる。さらにこの企画には，講習会を通して開業助産婦の存在をPRし，施設分娩ではとぎれがちな地域でのケアを，自分たちの手で充実させていきたいという願いも込められている。