特集 STDの理解とケア
周産期におけるSTD
荒堀 憲二
1
1羽島市民病院産婦人科
pp.198-203
発行日 1997年3月25日
Published Date 1997/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901661
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性の自由化,多様化,性風俗の変化に伴い,性行為を介して感染する病原体の種類は,従来考えられていたよりはるかに多くの微生物で知られている。そしてSTDの影響は,本来の性器以外の口,肛門はおろか,手や皮膚,内臓器といった全身にまでわたっている。
STDで重要なのは,疾患の治療と感染の予防である。特にその多くが母子感染の原因となり得ることから,周産期における治療と予防はきわめて重要である。
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