特集 助産婦たちの勉強会
「助産婦と語る会」—主体性を一人ひとりがもつために刺激し合う会
加藤 和子
1
1石川医療技術専門学校看護学科
pp.31-33
発行日 1997年1月25日
Published Date 1997/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901623
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助産婦と語る会の誕生
「自宅分娩をみてくれる助産婦を紹介してください」と,妊婦さんに頼まれたときに答えられないのは情けない。「こんなとき,どうしていますか」と困ったときに尋ねることができる先輩を持たないのは心細い。「こんな素敵な助産婦がいるのよ」と助産婦学生や看護学生に素敵なモデルを紹介したい。たくさんの助産婦と知り合い,自分自身の助産婦パワーとしたい。こんな疑問や希望が積み重なって,私たちの「助産婦と語る会」の誕生のきっかけとなりました。
1993年2月に行なった初めての勉強会では「GHQと日本の助産婦」をテーマにしました。講師に元日本助産婦会会長の伊藤隆子氏にお越しいただきました。それ以降,各地の助産所を訪ねたり(東京,大阪,仙台,茨城,奈良,敦賀),先輩助産婦をお招きしたりして,家庭分娩,助産所経営のお話をお聞きしました。
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