クローズ・アップ
国際結婚したママと子どもに連帯と成長の機会をマジカル・チャイルド・クラブの皆さん
pp.615
発行日 1994年8月25日
Published Date 1994/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901068
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「日本でも国際結婚のカップルはかなり多くなってきましたが,団際結婚した人たちは日本の社会で孤立してしまうことが少なからずあります。特に子どもが生まれると,多くのお母さんが悩みを抱えることになります。私もハーフの息子が,自分や他人をありのままに受け入れて,世界の異なる文化を持つ人々とどうしたら友だちになれるかと考えました。そこで同じ境遇のお母さん方と連携を持とうと思ったのです」。インド人を夫に持つワスナニ・モニカ・山中孝子さんは「マジカル・チャイルド・クラブ」をつくった動機をこのように語る。
クラブが発足して1年半。“子どもは自然から底知れない潜在能力を与えられている”という考えのもと,さまざまな遊びを提供する共同保育を行なったり,アジアやラテン・アメリカの母子の抱える深刻な問題解決に取り組みつづけている。
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