特集 第23回ICM大会
第23回ICM大会の概要—未来の鼓動を注意深く聴こう
喜多 淳子
1
1大阪大学医学部附属助産婦学校
pp.700-707
発行日 1993年9月25日
Published Date 1993/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900863
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はじめに
本年5月9日から14日まで,カナダのブリティッシュ・コロンビア州(BC州)バンクーバー市で,第23回国際助産婦連盟(ICM)大会が開かれた。
3年前の1990年10月,神戸市で開かれた第22回ICM学術大会も,参加国53か国,参加者6334人,論文数198題を集め,非常な好評を博して私たち助産婦の志気を高めてくれた。神戸大会におけるテーマは「助産婦からの贈りもの──愛・知・技(A Midwife's gift──Love, Skill and Knowledge)」で,助産の専門性の位置づけや検討を重視する姿勢が感じられた。
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