特集 第24回ICM(国際助産婦連盟)オスロ大会
第24回ICM大会へようこそ
ソーニャ・シューリ
1
1ICM大会
pp.703
発行日 1996年9月25日
Published Date 1996/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903408
- 有料閲覧
- 文献概要
世界中から仲間の助産婦のみなさまを,第24回ICM大会にお迎えできましたことを,大変嬉しく感じております。3年に1度開かれるこのICM大会は,専門職としての助産婦にとって,そして,文化的にも社会的にも大変意味のある大会です。
本大会のテーマ,「助産のアートとサイエンスはよりよい未来を生み出す」は,世界中の女性,子供たち,そして家族のケアの向上を目指す助産婦の役割を表しています。アートは直感,感性と主観とに結びつけられるのに対して,知識は理性,合理性や客観性と結びつけられるのが常です。ノルウェー語では,アートという言葉は「できること」という語から派生してできています。アートもサイエンスも,私たち人間の生きていればこそできることであり,私たちの技能と能力を結びつけてこそできることであって,相互に排斥し合うものではありません。双方とも,実践と練習を重ね,私たちの住む世界を見つめていった結果,創造され,進化を遂げるものだと思います。
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.