クローズ・アップ
母子健康手帳制度50周年、全面改定のなされた新・母子健康手帳
pp.179
発行日 1992年3月25日
Published Date 1992/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900518
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平成4年4月から「母子健康手帳」が全面改定されることはすでにご存知のことと思うが,新装成った新しい母子健康手帳を一足早くご紹介してみたい.
本年は母子健康手帳制度50周年の節目の年である.手帳の歴史をふり返れば,昭和17年に「妊産婦手帳」として初めて登場,戦後の昭和23年に「母子手帳」,昭和41年に「母子健康手帳」と,名称と趣旨を変えながら,日本の母子保健向上に大きく貢献してきた.このたびの全面改定は,乳幼児身体発育曲線の改定が必要となったことを契機として,また手帳交付事務が市町村へ委譲されたことをみまえて,現代のニーズに合った内容とセンス豊かなデザインへの衣替えを目的としてなされることになったが,その検討は「母子健康手帳の改定に関する委員会」(委員長:平山宗宏日本総合愛育研究所長)を設置して行なわれた.
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