特別記事
お母さん,もう一度,未熟児が産めますか
倉重 弘
1
,
野村 和代
1
,
尾内 一信
1
,
木藤 信之
1
,
植田 直樹
1
,
金原 洋治
1
,
河﨑 正裕
2
,
酒井 志麻
3
,
西村 裕子
3
,
垂水 育美
3
,
山根 弘美
3
,
田原 雅子
3
,
中村 由美子
3
,
藤川 美奈
3
,
林 智子
3
,
山本 孝治
3
,
古賀 美智代
3
,
峰岡 和子
3
1済生会下関総合病院周産期母子センター小児科
2済生会下関総合病院周産期母子センター小児外科
3済生会下関総合病院周産期母子センター新生児集中治療室看護部
pp.904-910
発行日 1991年10月25日
Published Date 1991/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900431
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はじめに
全国各地に周産期センターがつくられるとともに,未熟児に対する医療が積極的に行なわれるようになり,未熟児の生存率も改善してきました。しかし,生命は助かったものの,障害をもって退院する未熟児も少なくはありません。また,障害はないものの,未熟児として生まれたために,家族に多大な負担を与える場合もあります。私たち未熟児の医療・看護にあたる者はその実態を知り改善に努力していかなければなりません。そこでまず,今回,過去10年間,極小未熟児(出生体重1500g未満)を出産し,退院した母親に,現在の心境などを語っていただくため,無記名のアンケート調査を行ないました。
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