特集 草加市立病院のいきいき助産婦活動
産科への期待
総婦長から―地域の人々に愛される病院に/病院長から―安心できる環境づくりを/産婦人科医師から―きめ細やかな指導と濃厚ケア
江下 千恵子
,
八重樫 寛治
,
小野 雅彦
pp.828-829
発行日 1991年9月25日
Published Date 1991/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900414
- 有料閲覧
- 文献概要
私は助産婦ではないので,産科ケアの詳細はよくわからないが,ある日,正常妊娠,分娩は助産婦にまかせてほしいとの要望を受けた。しかし,自治体病院のタテ型組織の中で,チーム医療ができるだろうか,医師との関係,施設の構造上の問題,助産婦の力量はどうか,看護婦とのチームワークはどうか,不安が次々とわいてきた。そのときは婦長はじめ,助産婦,看護婦の熱意に押し切られたというのが本音であった。
決裁は済んだが不安は残った。だが,産婦人科病棟婦長がまだスタッフの頃に前婦長とともに,幾多の困難な問題も克服し実現させてきた実績を評価し信じた。
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.