研究・調査・報告
女子高校生は自分の性をどのようにとらえているか
田中 幾子
1
,
佐々木 葉子
2
,
曽根 トシ
3
1国立大蔵病院
2前・国立大蔵病院
3前・日本家族計画協会思春期保健相談センター
pp.59-61
発行日 1989年1月25日
Published Date 1989/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207545
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はじめに
親となる準備は,実際には結婚し妊娠する過程でなされるものであると思われるが,母性の形成や育児に必要な知識や態度は,成長過程の環境や親から伝達されるところが大きいと考えられる。ところが現状は,家族や社会構造の変化に伴い,身近での体験学習が少なくなる一方,性に関する情報はちまたに満ちあふれている。このように社会的,身体的,精神的アンバランスの中で,女子高生は,自分の性をどのようにとらえ,母性として,どのような体験学習をしているか調査を行ない考察をした。
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