特別寄稿
主婦の友母乳育児相談室の利用状況と援助の実際
北原 妙子
1
,
野口 加恵子
1
,
久保 伊都子
1
,
今村 美由紀
1
,
山崎 恵津子
1
,
菊地 レイ子
1
,
小川 英子
1
,
谷口 節子
1
,
鈴子 幸子
1
1主婦の友母乳育児相談室
pp.230-238
発行日 1987年3月25日
Published Date 1987/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207093
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はじめに
私たらが桶谷式乳房管理法による主婦の友母乳育児相談室を開設してから6年が経過した。この間の母子に対する援助の方法すなわち私たちの仕事の内容は,一人ひとりの母親がそれぞれの問題を克服し母乳育児をつづける過程にかかわってきたことに特色がある。それはケースのニーズへの濃厚ケアの提供といえよう。また,断乳までの長期間,個別に援助できること,第2子,第3子の母乳育児にも関与できるという特徴を私たちの方式は有している。
今回,昭和60年の実績と代表的ケースに対する具体的援助とその経過について報告したいと思う。そしてこれからの母乳育児のあり方と援助の方法についてさらに考えてみたい。
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