北から南から
島の助産婦 助産婦,保健婦ブロック講習会
pp.64
発行日 1970年12月1日
Published Date 1970/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204035
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島の助産婦 (愛媛新聞 45.10.27)
愛媛県北宇和郡宇和海村の日振島診療所に勤務する舛原スガノさん(65)は,島の保健婦であり,看護婦であり助産婦であり「バアチャン」でもある。その肩書き通り舛原さんは昭和9年に助産婦試験,18年に保健婦の試験,15年には看護婦の免許をとり,こうした分野の仕事では30年以上のキャリアの大ベテラン。
村からの要請で,住み込みで診療所に勤務するようになったのは12年前。無医村の日振島には毎週水曜日ごとに,司村蒋淵の診療所から医師がやってくるが,天候にわざわいされたり,とくに12月から3月までの冬季は海がしけて診療船はほとんど期待できない。
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