スウエーデン女性事情かけある記

　ゴールデンウィークの休暇を利用して，スウェーデンやフランスの女性に会ってきた．同行の5人は，医師，弁護士，電話相談員，性教育協会職員で、日頃から"女性の現在"を何だかだ議論しあう仲間たちである，スウェーデンでの見学先は，3年前本誌にも紹介された『スウェーデンの実験』（講談社現代新書）の著者竹崎孜さんにアポイントを取っていただいた．短期間ではあったが，スウェーデンへの旅は"女性"が"女性"を考えるうえでのヒントを多く与えてくれた．高度に発達した福祉社会スウェーデンの実験を，そっくりわが国に移植できるものではないが，方向性をさぐるうえでの重要な選択肢ではあろう．