特別企画 積極的な妊婦管理と自然分娩=Part・Ⅰ
巻頭記事
ラマーズ法の意義と臨床
羅 順子
1
1聖母助産婦学院
pp.231-236
発行日 1979年4月25日
Published Date 1979/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205527
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はじめに
分娩を無痛にするために長い間いろいろな方法が専門家の間で研究されてきた。その中でも,産婦が麻酔薬等を用いず,ある程度の和痛を期待した分娩方法として考えられてきたのが次の3つである。
①催眠法 ②自然分娩法は,イギリスのリードが1933年に導入した。 ③1949年にヴェルボスキーらによって,パブロフの条件反射理論を基にソ連で紹介された精神予防性(psychoprophylactic Method)に関連したもので,この方法は1951年にフランスのラマーズがラマーズ法として広めた。日本においても菅井が1953年,中国から持ち帰り,精神予防性無痛分娩として日赤産院にて広めた。
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