学会印象記
第5回日本看護学会母性・小児分科会に参加して
湯浅 芳恵
1
1長野県立須坂病院
pp.603
発行日 1974年11月25日
Published Date 1974/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204777
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9月26・27日の両日,岐阜県の県民体育館において,母性小児分科会が行なわれ,当院産科からも「産婦管理と切迫子宮破裂」の発表もあったことから3名で参加いたしました。第1日目は主に母性の関係から,第2日目は小児の関係から合わせて75題,私の記憶するところによれば,最近にない多くの出題だったと思います。
うす雲りのちょっと肌寒い朝,9時の開会に備えて,母性小児関係に従事している多数の人たちが体育館に集まりました。全国からの集まりなので同級生の1人くらいは参加しているのでは,と方々を見わたしましたが,会えずじまいでした。定刻を大部まわって開会「母子看護の継続性を考える」小林冨美栄先生の講演より始められ,いよいよ発表に入りました。開会がおそくなったため時間がない,ということから質問の時間がありません。発表者が7分間発表し,すぐ続いて次の人が発表を始めるので,聞いているほうは発表されたことを頭の中で整理する間もありません。その場で質問の時間があったらと思いました。また,誰かが質問したとすると,聞いているほうで自分で気づかなかったことを,解答より新しく知ることができました。なお第2日目は質問の時間がありましたし,後見室は1日目より用意されていました。
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