特集 都立築地産院におけるPOSの看護への導入
第1部 POSの導入から評価まで
3.評価
門脇 フミ子
1,2
1都立府中病院
2前:都立築地産院
pp.898-900
発行日 1983年11月25日
Published Date 1983/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206337
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当院でPOシステムを導入して3年目の昭和56年度から57年度にかけて,看護の質を評価する方法として,提供した看護を患者がどう受けとめているかを知るためにアンケート調査を実施した。
前章で述べた「監査」が,院内でPOシステムの到達度を評価したものであるとすれば,この調査は,POシステムによる看護を受けた当人にその評価を委ねたものとみることができよう。ただしここではPOシステム導入前に同様の調査を行なって比較検討したわけではないので,導入の前後で"看護の質"にどのような変化があったかは残念ながら明らかではない。この調査は,調査を実施した時点における看護の到達度を,患者の側から明確にし,その結果をフィードバックさせる目的で行なったもので,POシステムそのものに対しての評価ではないことを,あらかじめお断りしておく。
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